発売日 | 2025/3/10 |
単行本 | 128ページ |
ISBN | 978-4911287033 |
定価 | 1650円(税込) |
作文が苦手な小中学生に指導をしてきた著者が、実際に生徒を変えたノウハウをシンプルにまとめた参考書
ライター歴30年(作文指導歴14年)の著者が、国語的観点ではなくライティング技術を中心に「人はどんな作文をうまいと評価するのか」「うまくなる(合格させる)には何が必要か」を解説。
3000名を超える生徒たちと真摯に向き合った経験から出来たメソッドと具体例、実践するためのドリルと添削指導付き。
1 話し言葉❌ 書き言葉⭕️
2 くりかえし❌ 言葉のいいかえ⭕️
3 長すぎる文❌ 短く切る⭕️
小中学校教員や塾講師、保護者にぜひ読んでもらいたい目から鱗の一冊。
第4章では、公立中高一貫校の「適性検査1」分野の成功につながる400字を書く珠玉のコツを、分かりやすく伝える。
第6章では、読書感想文にも対応できる書き出しシート付き。
夏休みの宿題対策、受験対策に基礎を鍛えるならこれぞ最適解。
目次
- はじめに
- 原稿用紙の使い方
- 第1章作文がうまくなる3か条
- 3か条でらくらく作文を書こう
たった三つを意識するだけ/あまり深く考えずサラサラ書く/見本の提示をして、作品ができたら3か条で添削するだけ/①話し言葉を書き言葉に変える ②くりかえしを避けて言葉をいいかえる ③長すぎる文を短く切る - コラム① なぞなぞやしりとりで言語適用力アップその1
- 第2章100字の短い作文を書く
- 短作文を書こう
まずはキャッチボールやパス/丸が三つになるまで。短い作文を書きましょう/書き出しがあれば、続きが書けるようになります/なぜ、三つの文を書くのでしょうか/1回に書く時間は20分程度で4~5個。ダラダラやらない/声かけの〇〇がお子様の考える時間を奪う! 要注意です/インタビュー方式でサポートする/添削をする時には、嫌いにさせないことが第一条件/遊びながらやる「楽しい!」が大事 - 頭の体操 まちがい探し
- やってみよう!!短作文ドリル
100字の短作文書き出しシート/100字の短作文解答例 - 頭の体操 オープンTHE 思考の扉
- コラム② なぞなぞやしりとりで言語適用力アップその2
- 第3章200字の意見作文を書く
- 自分自身の意見を書くことの難しさ
書き方を教わっていない/決められないのは環境が生み出した「思考のクセ」が原因/意見を求められる時代になる/楽しく自分の意見を見つけて書く/ディスカッションとヒント、そして見本を見てから書いて良い - やってみよう!!意見作文ドリル
- ①犬とネコ、どちらが飼いやすい? ②朝食。ごはんがいい? パンがいい? ③移動手段。電車と車と自転車、どれが一番便利かな? ④アトラクション系、自然系、どちらの遊びが楽しい?
- コラム③ 夏休みの宿題 絵日記はイベント中に終わらせる!
- 第4章400字の意見作文を書く
- 400字の文章構成
基本の形を習っていないから書けないだけ/結論は冒頭に入れる/①対比の構図と②課題・解決・提案という二つの型/この二つの型で、ほとんどの意見作文・論文は書ける/対比を出すと、自分の意見がわかりやすくなる - ①対比の構図400字の作文例
課題→解決→提案の3ステップ/いかに自分の視点で提案ができるか、が「うまい」のコツ - ②課題・解決・提案400字の作文例
- その言葉、確認してみよう!
- コラム④ 生成AI時代の新しい書き方のはじまり
- コラム⑤ 文章リレーで、作文上手になっちゃおう!
- 第5章あおぞら作文メソッド
- 学習にとって大切なこと、私たちがしていくこと
育む 守る 信じる/文章を書くということの第一義は、相手にわかりやすく伝えること/うまい作文の正体は何か。答えはあるのか/「書かせて、添削」はそもそも指導ではない。考え方の確認と見本の提示が指導/添削は難しく考えず「第1章作文がうまくなる3か条」を守るだけ - コラム⑥ 読書感想文は、旅行や家族行事と掛け合わせて書きやすくする
- 第6章読書感想文を書いてみよう
- お子様一人でできる宿題ではない
書くことに苦手意識を持たせないことが大切です/書くことを嫌いにさせないために徹底的にサポート/高校受験でも600字。大学受験でも1000〜1600字程度/その上、「感想」を書くだけでは、良い感想文は出来上がらない/200字の塊を6個作るという考え方で楽しく書く! - 読書感想文200字×6個チャレンジ編
実践 模擬作品と一緒に、読書感想文を作ってみよう!/例文/スラスラ書き出しシート - おわりに
著者
眞野玲子(まの れいこ)
あおぞら作文教室塾長
早稲田大学スポーツ科学部卒業後、ベースボール・マガジン社「週刊ベースボール」で雑誌編集記者として、中日・日本ハム、アメリカ女子野球などを担当。
結婚を機に同社を退職後、編集プロダクションや出版社の請負い仕事で、まとめ記事や取材記事作成に携わる。同時に小学校介助員の仕事を9年間やる中で、教育現場に作文指導の決定的なメソッドがない!と気づく。その頃から知人に求められる形で作文指導に携わり、約2年間大手進学塾でも講師として働く。子どもたちの立場にたった作文指導がない現場を変革したく、一念発起。子どもたちに寄り添い、「楽しく書く!」ことを追求する「あおぞら作文教室」を設立。「遊び+学び=夢の実現」を理念として、口コミから評判が拡がり生徒が徐々に増加。また、読書感想文や起業セミナー、キャリア教育講座や文章研修など、様々な行政の仕事を委託するようになり、東京信用保証協会助成金セミナー、東京都中小企業診断士協会中央支部の文章研修講座など独自の視点でのテキストコミュニケーション研修を行う。現在は、種々なセミナーを行いつつも、現場指導を最も大切にしている。