発売日 | 2024/8/1 |
単行本 | 352ページ |
ISBN | 978-4911287002 |
定価 | 1980円(税込) |
物語を読んで、いつの間にか身につく経営ノウハウ
『創業とは何か』を〝仮想体験〟できる異色のガイドブック
数多くの創業支援に携わってきたベテラン中小企業診断士が創業から事業を軌道に乗せるまでのノウハウを余すところなく紹介したのが本書です。
その特色は小難しい専門用語の解説ではなく、親しみやすい小説スタイルで「創業とは何か」を〝仮想体験〟できることです。
主人公は大手新聞社に勤めるサラリーマン。職場をたらい回しにされ、生きがいを見い出せず、脱サラしてパン屋を創業することを決意するのです。そこから、創業スクールの講習に始まり、事業資金の調達や開業準備、新規店舗の展開……。
一方では、機材トラブルや従業員の引き抜き、家族との衝突など山あり谷ありの連続。読んでいて息つく暇もありません。
これから創業する人はもちろん、すでに創業して事業が軌道に乗っている人をはじめ、コンサルタントや信用金庫の職員など創業を支援する人たちにとって、荒波を乗り切る羅針盤になる一冊です。
目次
- ストーリー1:プロローグ
- ストーリー2:創業に向けた動き出し
- ストーリー3:創業スクールでの学び
- ストーリー4:店舗オープンまでの準備
- ストーリー5:店舗オープン
- ストーリー6:コンサルタントによる支援
- ストーリー7:再生とトラブル
- ストーリー8:新たな依頼
- ストーリー9:マネジメント
- ストーリー10:永田の選択
本書の狙い
創業とは、単なるビジネスのスタートではありません。そこには創業者の夢や覚悟、そして家族や人生そのものが深く関わっています。本書では、特定の時代に縛られない普遍的な「創業の悩みやトラブル」を小説という形で描きました。
この本を通じて、以下の読者にそれぞれの気づきや共感を得ていただければ幸いです。
これから創業する方へ
事前に起こりうるトラブルや支援策を知り、創業の孤独を乗り越えてほしい。
すでに事業を軌道に乗せている方へ
ご自身の経験と重ね合わせながら、創業当初の情熱や課題を振り返ってほしい。
コンサルタントの方へ
創業者の悩みに改めて共感し、より実践的な支援のヒントを得てほしい。
信用金庫などの支援機関の方へ
創業者にとっての支援の重要性を再確認し、その役割に誇りを持ってほしい。
創業は孤独な挑戦ですが、一人ではありません。この物語が、あなたの一歩を後押しする力になれば幸いです。
著者
大庭聖司(おおば せいじ)
株式会社BUDDYHOOD(バディーフッド) 代表取締役
慶応義塾大学院理工学研究科を修了後、システムエンジニアを経てコンサルティングや公的機関での講演など、幅広い業務を手掛ける。多くの人・企業から、コンサルティング依頼がくるものの、自身主催のロックバンドの演奏会になると人が来てくれないことが悩み。過去の著書に「事例に学ぶざんねんな企業、イケてる企業」がある。